村上春樹は、こう書きだした。

「風の歌を聴け1979年 (昭和54年) 

完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

There is no perfect sentence. Just as there is no perfect despair.

「1973年のピンボール」1980年 (昭和55年) 

見知らぬ土地の話を聞くのが病的に好きだった。

I was morbidly fond of listening to stories about strange lands.

「ノルウェイの森」1987年(昭和62年

僕は三十七歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。

I was 37 years old and was sitting on a Boeing 747 seat at that time.

「パン屋再襲撃」1986年(昭和61年)

パン屋襲撃の話を妻に聞かせたことが正しい選択であったのかどうか、僕にはいまもって確信が持てない。

I’m still not sure if telling my wife about the bakery attack was the right choice.

「ねじまき鳥クロニクル / 第1部」1994年(平成7年

台所でスパゲティーをゆでているときに、電話がかかってきた。

I got a call while boiling spaghetti in the kitchen.

「ねじまき鳥クロニクル / 第2部」1994年(平成7年

間宮中尉をバスの停留所まで見送ったその日の夜、クミコは家に帰ってこなかった。

Kumiko didn’t come home that night when she saw Lieutenant Mamiya off to the bus stop.

「ねじまき鳥クロニクル / 第3部」1995年(平成8年

前からずっとねじまき鳥さんに手紙を書こう書こうと思っていたのだけれど、実はねじまき鳥さんの本当の名前がどうしても思い出せなくて、それでついつい書きそびれていたのです。

I’ve always wanted to write a letter to Mr. Nejimakidori, but I couldn’t remember the real name of Mr. Nejimakidori, so I just missed it.

「スプートニクの恋人2001年(平成13年

22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。
広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。

In the spring of 22 years old, Sumire fell in love for the first time in her life.
It was a tornado-like fierce love that rushed straight through the vast plains.

村上春樹(むらかみはるき、Murakami Haruki 1949年1月12日 – )

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