「なぜ」をキーワードに視野を広げよう
ある課題から、論理的に視野を拡大させ思考していける発想方法。
紙面で展開すると、扇のように思考の枝葉が広がっていく事から、
コンセプトファンと呼ばれています。
思考プロセス
(1) 解決したい課題をピックアップする。
(2) その右側に思いついた解決策を書く。
(3) 問題の前提条件を見直すために、その左側に、
なぜその問題が生じているのか原因を書く。
(4) ステップバックした問題の解決策を考えてみる。
(5) (3)(4)を繰り返すことで、より根本的な問題解決策にたどり着ける。
例題/週末に万引きが多い本屋さんの場合
応用範囲が広く、答えが見つかりやすい発想法
当初の課題である、「週末に万引きが多い」という課題からは、「監視カメラを増やす」や「電子タグを導入する」など、店舗への設備投資に目が向いていましたが、問題の視野を拡大する事で「社員の待遇」や「店舗の業態改革」にまで、容易に視野が広がります。
実際の経営の現場では、設備や人件費にかけるコストと、万引きの被害額などを比較して経営判断していくことになると思いますが、誰でも簡単に取り組める発想法の一つだと思います。