毎年恒例の「今年の漢字」。2024年は「金」が選ばれました。オリンピックでの金メダルラッシュの期待や、金価格の上昇など、この漢字にはいろんな意味が込められていますよね。
ところで、「今年の漢字」がどこで発表されるか知っていますか?実は京都の清水寺なんです。この伝統的な発表の場や歴史、そして過去に選ばれた人気の漢字ランキングも交えながら、「今年の漢字」の魅力をお伝えします。
「今年の漢字」が決まる場所:清水寺
「今年の漢字」は毎年12月12日、「漢字の日」に発表されます。舞台となるのは、京都の有名な清水寺。本堂の前で巨大な和紙に揮毫(きごう)される様子は、多くのメディアで取り上げられ、その迫力に心を打たれた人も多いのではないでしょうか。
このイベントは、公益財団法人「日本漢字能力検定協会」が1995年から始めたもの。世相を象徴する漢字を一般投票で決定し、清水寺の貫主(かんす)が力強くその一文字を書き上げることで締めくくられます。清水寺という日本文化の象徴ともいえる場所で行われることで、より特別な意味を感じさせてくれる行事ですよね。
過去に選ばれた「今年の漢字」ランキング
これまでに28回発表されてきた「今年の漢字」。その中でも多くの票を集めた人気の漢字には、こんなものがあります。
- 金(5回:2000年、2012年、2016年、2021年、2024年)
オリンピックや経済に関する話題で、特に選ばれることの多い漢字です。 - 安(2回:2015年、2022年)
安全保障や安定への願いを込めて選ばれることが多いです。 - 災(2回:2004年、2018年)
自然災害や事件など、世相を反映した年に登場しています。
「金」は過去最多の5回選ばれた、まさに「今年の漢字」の代表格。他にも、「絆」(2011年)や「戦」(2001年)など、その時代ごとの印象深い一文字が選ばれています。
「今年の漢字」を選ぶとこんな効果が!
- 自分をもっと知れる
漢字を考えるうちに、今年どんなことがあったのか、何を感じたのかを思い出せます。「こんな出来事があったな」「こんな気持ちになったな」と振り返ることで、自分をより深く理解できます。 - 来年の目標が見えてくる
選んだ漢字が来年のテーマになることも。「挑」なら新しいことに挑戦しよう、「笑」ならもっと笑顔で過ごそう、そんなイメージが自然と生まれてきます。 - 気持ちがすっきりする
今年の出来事を整理して、一文字にまとめるだけで頭の中が整理されます。「いろいろあったけど、こういう年だったな」と思えると、気持ちが軽くなる効果も。 - 話のネタになる
家族や友達と「今年の漢字」を話題にすると、新しい発見や共感が生まれるかもしれません。「そういえば、あの時こうだったね」といった思い出話に花が咲きます。
「今年の漢字」を選ぶコツ
- 自分の1年を振り返る
ニュースや話題になったことだけじゃなく、あなた自身の生活や気持ちに目を向けてみましょう。大事な経験や変化があれば、それを象徴する漢字を選んでみてください。 - 正直な気持ちを大切に
どんな感情でもOKです。楽しかったこと、頑張ったこと、悔しかったこと……その気持ちにぴったりな漢字を選んでみましょう。 - 漢字に自分だけの意味を込める
選んだ漢字に、自分なりの特別な意味を持たせることで、その漢字がもっと大切なものになります。
あなたに質問です!
- あなたにとって2024年を象徴する漢字は何ですか?
- 今年、一番印象に残った出来事や気持ちは?
- 来年はどんな年にしたいですか?
まとめ
「今年の漢字」を考えるのは、自分自身と向き合い、来年をより良い年にするためのステップでもあります。清水寺での壮大な発表に思いを馳せながら、自分だけの「今年の漢字」を見つけてみませんか?
心に響く一文字で、今年を締めくくり、素敵な未来への一歩を踏み出しましょう!